アグロフォレストリーのデメリット

環境に優しく、森林を守り、また育てながら、地球温暖化にも良い影響を及ぼすことができるアグロフォレストリー。

 

まさに、地球を脅かすことが一つもない、これからの主流になる農法だと思われますが、やはり多少なりともデメリットというものはあります。では、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

 

まず、多様な食物を育てるという特徴からくるものです。それは、下準備に時間がかかることです。

 

いざ様々な作物を育てようと実施する際に、現地には新種の種がないために、バックアップしている団体から種を借りることがあるということです。

 

うまく育てば収穫後に返却できますが、準備段階でスムーズにいくとは限らないので、始める際には手を煩わしてしまう可能性があるのです。

 

通常の農法と比べて、下準備の時間がかかるということが挙げられます。

 

次に、持続的な運営ができるようになるまで時間がかかるということです。トメアスやインタグのように、主要作物以外のものもしっかりと育ち収益を得られるようになるまでには、やはり中長期的な時間を要します。

 

持続的な運営ができるようになるには、10年から20年は見た方がいいからです。

 

このように、安定した収入が入るようになるまでの、軌道にのるまでに時間がかかるということから、実際にアグロフォレストリーを行なおうとすると、農民の方たちの負担は大きくなります。

 

つまり、短期的なデメリットが大きく、アグロフォレストリーをしたいところすべてで行なうことは難しいのです。

 

こうしたことから、時間的にも、農民の収入にも影響を及ぼすということが、アグロフォレストリーの大きなデメリットといえるでしょう。