商社のビジネスモデルについて

就職活動をしている皆さん、ご自分が勤めたいと思っている企業のビジネスモデルをご存知でしょうか?どんなビジネスモデルを利用して、どんな収益をあげているか理解する事、これは就職活動のとても大事な項目だと思います。

 

今までの商社と言うのは高度成長期に国内メーカーの為に貿易取引を通じて原材料を海外から輸入したり、出来上がった製品を海外に輸出したりする事で収益を挙げていました。商社独自のネットワークを活かして売り上げを拡大していくビジネスモデルだったのです。しかし現在はこうした国内メーカー自身が自ら海外進出を果たしていき、独自のネットワークを作っていく様になり、商社と言う物は必要ではなくなってきた傾向に出てきたのです。これが「商社不要論」と言われていた時代になります。そこで商社は今までのビジネスモデルを捨て新たにビジネスモデルを見つけて活路を開いていこうとしたのです。

 

今の商社のビジネスモデルの主体は事業に投資をして収益を上げると言う事みたいです。この投資は将来的に現金や利益を出せそうな物であれば何でも対象としている様です。例えばエネルギーや食料品、小売、鉱山等が挙げられます。これだけ見ても投資対象は多岐にわたっていますよね。こうした試みをしている商社は非常にたくましいとも言えるでしょう。また新人教育や人材教育に関してもレベルを挙げて取り組んでいるみたいなので、もし経営をやってみたいと言う人がいたら商社も考えてみても良いと思いますよ。