コーチングとセラピーやカウンセリングの違い

セラピーとカウンセリングとコーチング。これらは似ている様でそれぞれ目的が異なっている違う物になります。セラピーやカウンセリングを利用する場合は、今抱えている問題を解決させる場合に利用しています。ですからその問題を解決させる為にセラピストやカウンセラーは原因を探り、過去を振り返り、色んな視点からクライアントと一緒に深く掘り下げていく様になります。

 

問題を解決させる為にクライアントと一緒に導いていってくれる訳ですね。対してコーチングをする目的と言うと、未来を見据えて、その未来に向けて対象者の行動が変わる様に促してサポートしてあげる事を目的としています。つまり対象者が未来の目的に向かって行動を起こしたり、行動を変えたり出来たらコーチングの成果が出ていると言う指標になると考えてもらって良いでしょう。

 

コーチングをする人の事をコーチと呼んでいますが、そのコーチは対象者(クライアント)が目指そうとしている状況を達成させる為に、対象者が現在置かれている状況、目指そうとしている状態を可能な限り明解にして、それを達成させる為にはどうしていけば良いか一緒になって考えていく様にすれば良いと思うのです。コーチングと言うのは要するに主たる物としては現在と未来に着眼していく事になります。

 

またそうしたプロセスの中で未来に目を向けて行動を起こしていくと障害となる事も出てきて解消していかなければならない事も出てきますが、その事は目的にはなりません。そして誰にでもコーチングは機能するのではなく、目標や目的をはっきりと持ってそれを達成したいと願っている人にしか機能しない事も了承しておきましょう。