コーチングをしてみよう【相手の中に必ず答えが有ると信じる事】
「相手の中に必ず答えが有ると信じる事」と言うコーチング方法が有ります。このコーチング方法が有効的なのは、「今まで順調に成績を上げていたのに、ちょっとスランプに落ちている部下がいる」「部下に答えが出せると思えない」「部下からアイデアや提案を引き出してあげられない」「部下に仕事を任せられない」と言う場合ではないかと思います。
ちょっと考えてみてください。あなたは部下と話をしていてアイデアを引き出すより、自分の考えを提案している事の方が多くはないでしょうか?部下から「どうしたら良いでしょうか」と聞かれた場合、コーチングでは部下に対して「何が出来ると思う?」と聞くのが一般的です。しかし聞いている上司がなにか気が利いた提案をしようと躍起になっている事も有ると言います。
提案する事は良いことだとは思いますが、相手の考えを引き出しながら提案を考える事を同時にするのは無理が有るのです。ですからコーチングでは提案する事は控えて、相手から答えが出るまでじっと見守ってあげる様にすると良いのです。そうすると自然と相手から何かしら意見が出てくる様になるから不思議ですよ。
もちろん、ただ黙って待つのではなく相手が必ず答えると信じてあげてくださいね。相手を信じる気持ちがあるからこそ相手も考えを引き出してくれるのです。部下があなたに何かしら相談をしてきたら、自分に一番良いと思われる提案が有ったとしても、「あなたはどう思うの?」と相手が必ず答えると信じて聞いてみてくださいね。