ランチェスター戦略の体系について
大きな企業では本社側で全社レベルでの販売戦略を立案するのが大体ですよね。そこでランチェスター戦略を取り入れている所が多い様です。しかしその戦略を実際に使うのは本社ではなく各営業所の場合が多いです。ランチェスター戦略、ランチェスター経営に限らず色んな理論や経営方針に関しては大体が本社が考案して現場が実践すると言う体系になっていると思うのです。そう言う事から考えると、ランチェスター経営が成功するカギはランチェスター戦略を現場単位に考える必要が有ると言う事になります。
何故そんな事が必要なのかと言うと、商品や地域、顧客、流通によってシェア率も順位も代わり強者になったり弱者になったりします。つまり大きい企業だからと言って必ずしも強者になれるのかと言うとそんな訳ではないのです。戦略を立てる際には現場単位で市場地位を見極めると共に、その地位に沿って戦略を考案し実践させる事が大切となります。つまり同じ企業であっても現場によっては強者の現場、弱者の現場があるので現場単位に戦略自体を切り替えなくてはならないと言う事なのです。
1970年代以降になると今までの戦略を切り替えてランチェスター戦略を取り入れる企業が増え現場単位で実践されてきました。それだからこそブランチの戦略とか、汗臭い戦略とかランチェスター戦略が言われているのです。戦略も色々有り、適材適所で取り入れていかないとランチェスター経営を成功させる事が出来ないと言う事なのでしょう。