基本的なランチェスター法則【シェアパターン】

「シェアパターン」もランチェスター法則での基本的な事になります。これを覚える事でランチェスター経営についても活用できますので覚えておきましょう。

 

【シェアパターン】
先ずは「分散型」についてです、1位が26%以下、その他の企業との差も2倍以内で並んでいる場合(例えば20%、17%、15%・・・)ですが、この場合は順位変動しやすく首位が交代する可能性が高いです。
次は「相対的寡占型」ですが、これは三つ巴戦になる状態の事をさします。例えば1位のシェア率30%、2位のシェア率25%、3位のシェア率20%とします。この場合、1〜3位の合計が75%になりますよね。2〜3位の合計シェア率は45%になり1位を抜く率でも有ります。また1〜3位までの各企業とのシェア率の差が2倍以内になっています。こうした状態になると3社での三つ巴戦と言う事になるのです。
次は「二大寡占型」ですが、これは第一法則、一騎打ちの法則に該当する物で、1〜2位のシェア率の合計が75%以上、1位と2位のシェア率の差が2倍以内である場合に該当します。この場合は1位も2位もそれほど差が無いと判断され、一騎打ちの戦い状態になります。
次は「絶対的独占型」です。いわゆる独占体制の事を指します。シェア率に関しては1位が41.%以上で有る事、2位とのシェア率の差が2倍以上で有る事になります。
最後に「完全独占型」になります。完全に決着がつく程の独占体制と言う事なのですが1位のシェア率が73.9%以上と圧倒的なのが特徴です。

 

こうしたシェアパターンを踏まえた上でランチェスター経営を成功出来るようにしていきましょう。