基本的なランチェスター法則【射程距離】
基本と言うのは何をする上でも大切です。ランチェスター経営をしていくのであればランチェスター法則についての基本もしっかり覚えておかなくてはいけません。
【射程距離】
局地戦や一騎打ちは弱者の戦略として行われる法則です。この場合、自分達の企業が安全圏に入る為にはその他の企業と3倍以上もの差をつけなくてはいけません。つまり3倍未満で負けているのであれば逆転が可能と言う事です。また広域戦や確率戦と言った強者の戦略として行われる法則の場合、大体2倍以上の差を他の企業と付けなければ安全圏には入れません。つまり約2倍未満の差であるならば逆転可能と言う事になります。これが射程距離範囲になるのです。もちろんこれは絶対では有りません。これ以上の差が付いていたって、一発逆転と言うのも有りますので一気に1位に躍り出る事だって可能だし、逆転されることだってあるのです。もし自分達の企業が弱者の立場にいる場合、目標としている企業がその射程距離範囲外だったとしましょう。一発逆転を狙いたいところですが、ここはぐっと我慢して地道に射程距離範囲内に入る事から目標設定する様にしましょう。また自分達の企業が強者の立場に有るのであれば、直ぐ下の企業が射程距離範囲外に行く様に差をつける事を目標として頑張っていきましょう。そう言う様な目標設定をする事で、ランチェスター経営を成功させる事が出来る様になると思います。その為にも射程距離と言うランチェスター法則の基本を覚えておきましょう。