弱者の法則【弱者・弱点優先攻撃、一点集中主義】

【弱者・弱点優先攻撃】
弱者と言うのはランチェスター経営戦略において市場地位が2位以下の事を指しています。弱者が2位の場合は足下の敵である3位の企業を、弱者が3位の場合は足下の敵である4位の企業を先ずは攻める事を指しています。もしあなたの企業が2位であるなら、競争目標になる企業は頭上の敵と言って1位の企業になります。そして攻撃目標になる企業は足下の敵と言って3位の企業になります。そしてその3位の企業を攻撃目標にする事によって
差を付ける事が出来ますし、競争目標との差をグッと縮める事が出来る様になります。直ぐ下の企業を攻撃する事で一石二鳥効果を狙う事が出来るのです。弱者と言うのは強者と真っ向からぶつかったってなかなか勝ち目は無いですよね。ですから先ずは自分より弱い所を攻撃して自分達のシェア率をアップさせて体力を付けます。そしてシェア率が頭上の敵に近付いてきたら一騎打ちに持ち込むと言う攻撃になるのです。また強者と言うのは絶対に強いと言う物でも有りません。弱点だってあれば死角だって有る筈です。ですからその弱点部分を集中的に攻撃する事で強者に勝つ事が出来る様になるのです。

 

【一点集中主義】
ランチェスター経営戦略においての法則では一点集中主義と言う法則が有ります。これは弱者と言うのは強者に比べて、人も、物も、お金も少ないと言う認識の元、全体的に力をかけて分散してしまうと無理なので、どこか一つに集中して力を注ぐ必要が有るのです。