強者の法則【確率戦】

【確率戦】
ランチェスター経営戦略において、確率戦と言う法則が有ります。これは機関銃の様な兵器の事を確率的兵器と言うのですが、それを使って戦う事を指しています。これにより兵力数が多い強者が優位な立場になるのです。この作戦では強者は一騎打ちの様な1対1で行う戦いを避ける様にして、弱者を数で圧していくと言う作戦を取ります。そうする事で顧客側は同じ様なお店が有って迷ってしまったとしても、知名度や実績から信頼感も安心感も顧客に与えられますので有利になると言うメリットが有りますし、弱者同士も戦わざるをえなくなる為に、弱者が互いに消耗してしまうと言うメリットにもなるのです。ではランチェスター経営戦略において確率戦を使って戦う場合の実際の戦い方ですが、もし強者がメーカーで有るならば、1つの製品をフルラインにするべく製品を増やしていきます。こうする事で全てをこのメーカーで揃える事が出来る様になり、弱者が入る隙を与えない様にするのです。そして品揃えが充実して行くと強者の店舗に行けば何でも揃うと言う感じを顧客に与える事が出来るのです。そして自社を拠点として店舗同士が競争させていきますし、同じ様に代理店同士も、特約店同士も競争させて行く様にするのです。弱者の企業が入ってきたら、ミート作戦プラス数で攻めて戦って行く様になります。こう言う確率戦は強者にしか出来ない事です。ランチェスター経営戦略を使って強者として戦っていくなら是非この方法も策定して見て下さい。