医療事務の派遣社員
今やすっかりスタンダードな職業形態のひとつとなった派遣社員。
派遣会社との雇用契約を交わし、その会社が提携等の派遣契約を交わしている会社に派遣し、そこで仕事をするというのが派遣社員の一般的な定義です。
そのため、派遣社員は通常の正社員と比べると、どうしても難しい面が出てきます。
そしてそれは、医療事務においても例外ではありません。
医療事務における派遣社員は、派遣会社が契約を結んでいる医療機関等への派遣が主なものとなります。
派遣で働く場合、仕事は派遣会社からの紹介となり、給与も派遣会社からの支給となります。
よって、派遣先の会社から支払われる派遣料のうち、何割かが派遣会社に差引かれた上で受け取ることになり、場合によっては正社員よりも収入が低くなります。
ただ、派遣社員が必ずしも正社員に劣るというわけでもありません。
派遣社員にも、相応のメリットがあります。
まず、制約が緩いという点です。
正社員は、雇用条件が非常に良い一方で、勤務先、勤務時間、仕事内容など、あらゆる面で縛りがあります。
それに対し派遣会社の場合は、自分の希望を派遣会社に伝えておけばある程度の範囲で融通が利きます。
たとえば、家の周囲10km以内の範囲で働きたいという希望を出しておけば、その範囲内の医療機関を紹介されることになるでしょう。
また、派遣社員の特徴には、病院関連の求人情報が多いという点も挙げられます。
特に大規模な病院や歯科医院の求人が多いので、比較的就職しやすいというメリットもあります。