調剤薬局勤務の医療事務に有効な資格

調剤薬局は、基本的には病院や診療所、歯科医院などとは性質の違う職場です。
決定的な違いは、患者がいないという点です。
もちろん、薬局に来る人の多くは病気等によって身体が弱っている人たちで、病院で処方箋をもらった後に来るケースも多々あります。
ただ、薬局においてはそういった人達であっても「お客さん」であって、患者ではありません。
あくまでも、お店に来たお客として接する必要があります。
そのため、医療事務の仕事の内容も、病院等とは一線を画すことになります。

 

そんな調剤薬局勤務の医療事務で有効とされる資格は、「医療保険調剤報酬事務士」「調剤報酬請求事務専門士検定試験」「調剤事務管理士技能認定試験」等といったところです。
調剤薬局で行う処方箋や調剤レセプトの処理、あるいは薬局におけるカルテである「服用歴」の読み方などを学べる資格なので、純粋に実践的な知識が得られます。
当然、これらの資格を持っていれば就職にも有利ですし、求人の競争率が高い場合でも採用される可能性が高くなります。

 

この中で、所持していると特に合格しやすい資格は「医療保険調剤報酬事務士」です。
医療保険調剤報酬事務士の資格試験は毎月行われているので、チャレンジしやすいという点がポイントです。
受験料は初回のみ無料で、2回目以降の受験は4,000円が必要となります。
初回で取得できれば経費もかからないので、なるべくしっかりと勉強してから受けたほうが良いでしょう。
調剤薬局の医療事務の求人はそう多くはないので、資格の取得は非常に有効です。