専門看護師

医療現場での専門的な知識を持った看護師を育てるために設けられた制度は専門看護師、認定看護師と呼ばれます。
それぞれ、一定水準以上の知識と能力を持っていると認められる看護師が取得できる資格です。
専門看護師の資格を取るためには知識と実務経験が必要とされています。
細かい規定が決められているのです。
専門看護師はその専門性によって、いくつかの分野に分けられています。
現代の医療でも治療に細心の注意を払わなければならない分野が指定されています。

 

特定の分野とは「がん看護」「精神看護」「地域看護」「老人看護」「小児看護」「母性看護」「慢性疾患看護」「急性・重症患者看護」「感染症看護」「家族支援」です。
それぞれの分野で専門的な知識を持っている場合に専門看護師の資格を取ることができるのです。
また、病院などにおいては専門看護師がいることを広告の材料としてよいことになっています。
つまり、病院外に対してアピールできる材料となるのです。
看護師が病院の宣伝に利用できるのですから、求人は必然的に多くなります。
つまり、求人によって看護師の待遇改善に役立つことになるのです。

 

もちろん、専門看護師になるためには、努力が必要です。
現在でも全国にいる専門看護師の数はそれほど多くありません。
しかし、この制度が発足してからそれほどの時間がたっているわけではありません。
認定開始は1996年なのです。
当時は「がん看護」「精神看護」に限られていました。
それが約10年かけて、現在の専門分野に増えてきたのです。
あなたが看護師ならば、専門看護師を目指してはどうでしょうか?