登録販売者の試験

登録販売者になるための方法について説明します。登録販売者の試験を受けて、試験に合格したら知事から登録を受けると資格を取得することができます。

 

登録販売者の資格は国家試験ではなく公的資格なので、国の代わりに都道府県において試験が行われています。

 

そのため都道府県ごとに試験の難易度などに違いがでないように試験問題は国が用意したガイドラインを基にして作られています。

 

そして試験を受けるためには次の条件を満たしていなければ受けられません。

 

大学の薬学部を卒業しているか、高校を卒業後に一般医薬品の販売に1年以上携わった経験があるか、一般医薬品の販売に4年以上携わっているか、外国薬学校を卒業しているかです。

 

ここでいう一般医薬品の販売というのは、直接業務を行っている場合、医薬品販売の情報提供の補助業務を行っている場合、管理や貯蔵業務、陳列や広告業務、薬剤師や登録販売者の指導下で働いていたなどがこれに値します。

 

試験は筆記試験のみ行われています。試験は午前午後に分かれて5項目行われます。

 

医薬品の特性や医薬品についての知識、人体の働き、医薬品の作用、薬事関係法規、医薬品の適正使用についてなどから出題されます。

 

合格のラインは70%程度です。120問中84問の正答率が必要となります。受験する際は、各都道府県から受験の申込書を入手して記入し、申請書を提出します。

 

その後受験票が送られてくるので、試験当日に受験票を持参して受験します。合格すると合格書が授与されて、都道府県に登録申請をすることになります。