ベンチャー企業記事一覧

昨今では、リーマンブラザーズの倒産や、東日本大地震など、不況にあえぐ就活生に追い討ちをかける出来事が立て続いています。いまや大学生の内定率は68.8パーセント。卒業後の三月時点で就職率は91.1パーセントと、過去最低の数字を記録しています。しかし文科省のこのデータの調査対象は、有名校を中心とした、偏りのあるデータであることがわかっています。つまり、現実的な数字はデータを下回るとも上回るともいわれ、...

さて、それでは今回は「ベンチャー企業の主な仕事」についてをお話していきます。ベンチャー企業は、前回お話した通り、その企業がベンチャー企業だと定めるための明確な定義がありません。しかもそのジャンルはIT、バイオ、農業、医療と幅広く取り扱われています。そのため、業務内容を捉えようとしても、漠然としていて捉えどころがありません。ベンチャー企業をまったく知らない人からすると、前回の日記を読む限りでは「ベン...

みなさんもご存知のとおり、「グーグル」は、世界で最も優れた検索エンジンとして有名な会社ですね。毎日インターネットをする人が、国民の全体の八割を占めてるのではないかというほど、今の日本では、インターネットが普及しています。それはひとえに、「グーグルという会社が、日常に浸透している大企業」であることを示しているのではないかと思われます。今では大企業であるそんなグーグルも、かつては「ベンチャー企業(海外...

前回の日記でもお話しましたが、グーグルの成長には目覚しいものがあり、かつてベンチャー企業だったということが想像できないほど、クッキリとした存在感をもって世界規模のマーケットに君臨しています。巨大企業になるかもしれないベンチャー企業、といってもピンとこないかもしれませんが、日本にもグーグルを超えるかもしれない若きエンジニア達が存在します。そんなエンジニア達が立ち上げたベンチャー企業が、株式会社プリフ...

どんな会社でも、「資金」がなければうまく経営することはできません。植物の種が水を必要とするように、資本金がなければ会社はいつまで経っても芽が出ないままですし、定期的に水をまくようにしていかなければ、その芽も枯れてしまいます。そんな企業のために必要なのが「投資」です。若い芽であるベンチャー企業にとって必要なものはもちろん投資家からの応援ですが、ベンチャー企業の場合は、ベンチャー企業のための投資という...

ここまで読んでいただいた方には、ベンチャー企業が革新的なものであることがお分かりいただけたと思います。若い技術者が、新たな企業を開発していくことは、一見するととても健康的なことに思えます。しかし、ベンチャー企業とは、失敗しやすい企業でもあります。それはなぜでしょうか?まず、ベンチャー企業で開発、提供したものが顧客に受け入れられるかどうかはやってみないとわかりませんし、受け入れられる保証はありません...

ベンチャー企業は、若い開発者が、若い力を発揮している企業です。そんなベンチャー企業の内部では日々、大企業になるための悪戦苦闘が繰り広げられています。ベンチャー企業の経営が、すべての場合においてうまくいく訳ではないということは、みなさんも知っての通りだと思われます。大企業でもバタバタと倒産していく昨今、あの大手証券会社のリーマンブラザーズが約三十二兆円の借金を負うことになるなんて、誰に想像できたでし...

前回は、ベンチャー企業がどんな時に失敗しがちなのか、ということを説明しました。この日記を最初から読んでくださっている人は、だんだんと、ベンチャー企業というものがつかめてきたのではないかと思われます。このサイト以外の情報も重ねてネットで検索しながら、ベンチャー企業への理解を深めている方もいることかと思われます。ベンチャー企業について調べていると「スタートアップ企業」という言葉が目に付くかと思われます...

裁判沙汰で紙面を騒がせている、「ホリエモン」の愛称でおなじみの堀江貴文氏ですが、彼の名前は、経済にあまり興味のない方もご存知ですよね。昔は大企業ライブドアの社長として、芸能人のように各メディアを騒がせてましたが、今では裁判のニュースでしかその顔を見なくなってしまいました。さて、ではそんな堀江貴文氏がかつて、宇宙旅行の技術開発のベンチャー企業に着手したことを覚えていらっしゃいますか?今日は、ベンチャ...

前回の日記では堀江貴文氏について解説しました。彼の興す会社は、何かと世間を騒がせますが、社会をあっと言わせる、面白い企画を考えるのが非常に得手な天才であることは間違いありません。ベンチャー企業には、彼の企画を初めとして、思わず期待感を膨らませてしまう企画がたくさんあります。若い頭脳が集まった将来有望なベンチャー企業もあれば、宇宙旅行を計画するような、ロマンのあるベンチャー企業など、その種類は多岐に...

ベンチャー企業ならではの短所があることは、前回の日記でも説明しましたが、では、これからベンチャー企業に入ろうと考える就職活動組は、具体的にどのような点に着目して、良いベンチャー企業と悪いベンチャー企業を見極めればいいのでしょうか?これは、実は非常に難しい点でもあるのですが、まず第一の前提として、「世情を知っている」ということが必要です。自分の認識として、そのベンチャー企業と比較できる情報を持ってい...

日本のベンチャー企業についていくつか例を挙げてきましたが、もちろん海外にも、優秀なベンチャー企業が数多く存在します。今回はその中でも、最も地球にやさしいベンチャー企業をご紹介します。まず「太陽光エネルギー」と聞くと、みなさんはどの国を想像するでしょうか?アメリカでしょうか、それとも、北京オリンピック開催以降、エコへの意識を高めている中国でしょうか?実は、太陽光パネルというエコな市場において先陣を切...

前回までは、科学的なベンチャー企業についてを説明してきましたが、ベンチャー企業は科学系やIT系のものばかりではありません。もっと市民にとって身近なテーマに取り組んでいるベンチャー企業も存在します。そのベンチャー企業とは、「坂ノ途中」という農業系の企業です。若手社長の営むこの農業系ベンチャー企業は、従来の「需要と供給」の流れから零れ落ちていた野菜を、無駄にせず、その無駄になる過程を作らせないようなビ...

前回は、農業系のベンチャー企業についてお話しました。農業系のベンチャーは、消費者の身の回りにあるモノを豊かにしていこうという発想から生まれているので、身近なテーマのものとして学んでいただけたかと思います。私たちの生活の中には、農業のように身近で、健康に密接した「薬」というアイテムがあります。今回は、そういった薬などの「生命活動を担う」ものを開発しているバイオ系のベンチャー企業、「バイオベンチャー」...

ベンチャー企業には、大学の研究を実用化するために起業されているものもある。ということを前回お話しましたが、大学発のベンチャー企業には、それ相応のリスクと「裏事情」があります。大学発、というと、いかにもベンチャービジネスらしい新鮮な印象を受けますが、大学発のベンチャー企業の場合、支援体制があまり確立されてないという点があります。大学の規模によっては、バックアップの大きいところもあるのですが、そうでな...

ベンチャー企業は、比較的どのベンチャー企業も、早く上場するために奮闘しています。上場すれば、有価証券が売れますし、それによって事業開発のための資本を得ることができます。バイオ系のベンチャー企業などは特に、目が飛び出るほどの費用を必要とするので、会社を大きくするためにも、上場をして費用を得ることを考えます。ベンチャー企業が経営していくには、あらゆるバックアップが必要なのです。そんなベンチャー企業を助...

昨日は、ベンチャー企業のバックアップについてお話しましたね。バックアップが特に必要なベンチャーといえば、バイオ系のベンチャー企業であることも、覚えていただけたかと思います。かなり膨大な費用を必要とするバイオベンチャーですが、そのバイオベンチャーの最先端といえば、最近ニュースでよく聞く「iPS細胞」です。最近何かとよく耳にする「iPS細胞」ですが、みなさんは「iPS細胞」がどういったものかご存知です...

バイオ系のベンチャー企業は、成功すれば億万長者になる可能性がありますが、中には年間で億単位の研究費がかかる企業もありますし、とにかくハイリスクなジャンルです。前回も書いた通り、何兆という規模の市場を生み出すジャンルではありますが、なかなか資金調達が大変ですし、何千万というポケットマネーと投資家からの出資でスタートダッシュを踏み切っても、自分が望むようなリターンを得る会社はごくわずかです。たとえば、...

ベンチャー企業、という言葉が和製英語であることは、以前日記の中でもお話させていただきました。しかし、それではアメリカではベンチャー企業をどのように呼んでいるのでしょうか?実はアメリカの方では一般的に、ベンチャー企業のような革新的な事業を「スモールビジネス」と呼んでいます。ただ、その事業内容は日本のベンチャー企業と異なっており、「急速な成長を狙うものではない」というところがあります。日本のベンチャー...

ここまでの日記を読んだ方には、おおかたベンチャー企業がどのようなものか掴めたのではないかと思われます。でも、実際にどんな流れの中でベンチャー企業が生まれるに到ったのか?気になりませんか?今回は、ベンチャーブームの追跡を解説することで、ベンチャー企業がどういった必然性の中で生まれるのかということを説明していこうと思います。まず、ベンチャーブームは現段階で第一次から第三次まであります。第一次は、197...

さて、では今回は「新興企業市場」について説明していきます。新興企業市場、といっても経済に通じている方ではないとなかなかわかりづらいかと思われますが、とても簡単なので、とりあえず御一読いただければと思います。まず、新興企業市場というのは、「新しい企業を助ける」ための株式市場です。新しい企業、というのはもちろんベンチャー企業などのことなのですが、新興企業市場はベンチャー企業などの、まだ小さく、上場から...

昨日の日記の中でお話した新興企業市場は、さまざまな種類の市場によって運営されています。今回は、その新興企業市場の種類についてを解説していきます。ベンチャー企業はまず、必要となった資金を集めるために「有価証券」を発行し、株主に買ってもらいます。株式にまつわる基本的なところですが、この有価証券を買うためには、有価証券を扱っている所で受付をしなければなりません。その「投資家が有価証券を買う場所」にはさま...

前回も説明した「マザーズ」は、新規性のあるベンチャー企業に、資金提供をおこなう東京の証券取引市場です。開設は1999年11月に遡りますが、今から10年以上も前に創設されたこのマザーズは、現在に到るまで、あらゆるベンチャー企業を上場させています。迅速な対応が特徴でもあるこのマザーズは、スムーズに、よりスピーディに上場できるといった長所があります。上場基準も、情報開示(ディスクロージャー)に的をしぼっ...

若い企業の上場を手助けしてくれる、東京証券取引所「マザーズ」や、大阪証券取引所「ヘラクレス」など、ベンチャー企業の成長を促す存在についてを説明しましたが、どんなに優れたバックアップ体制が敷かれていても、倒産するベンチャー企業は後を絶ちません。しっかりした事業計画がないベンチャー企業は、やはり途中で破綻しますし、スタートダッシュで転んでしまうと、その後の成長が伸び悩むという点はいなめません。スタート...

さて、前回はベンチャー企業の経営破綻について説明しました。経営破綻は、何もベンチャー企業だけにいえることではありません。社会全体が、長い長い不況の最中にあります。大企業も、小企業も、悪戦苦闘を強いられているのです。そんな、「百年に一度の不況」とまで評される昨今。この大不況の中で国民の生活も大きく変わりました。夫婦はその経済事情から、一人しか子供を育てられず、共働きの家庭が増えました。しかし、それで...

ナスダックは、1971年に全米証券業協会(NASD)によって開設された、株式市場です。このナスダックがどういった株式市場かは、みなさんご存知でしょうか?ナスダックは、ベンチャー企業向けの世界最大の株式市場です。上場を果たした企業には「インテル」、「アップル」、「グーグル」などの世界的な大手が名を連ねており、日本の企業だと、「任天堂」や「ワコール」などもこのナスダックで上場を果たしてます。ベンチャー...

前回は、世界最大のベンチャー企業向け市場、ナスダックについてお話しましたね。今回は、その日本版であった「ナスダックジャパン」が、どうして撤退に追い込まれたかということをお話していきます。まず、ナスダックジャパンの失敗の最もたるところは「資金の使い方」になあります。単純に言えば、資金繰りがうまくいかなかった。思うように収益が得られなかった。ということなんですが、その内容にはややずさんなところがありま...

最近何かと耳にする「ブラック企業」という言葉ですが、みなさんの周りにも、ブラック企業はありますか?聞いてみると、意外にも身の周りにブラック企業に在籍してる人がいるもので、筆者の周りにも三人います。彼らが口をそろえて言うのは「いつ辞めよう、いつ辞めようとは思っているが、この就職難の時代に退職しても、その後また就職できるかわからないから辞められない」ということです。そして、ブラック企業に多いのはベンチ...

ベンチャー企業は、新しい技術を、新しい人材で社会に発信する企業です。そのため、成長力のあるエンジニアが求められますし、経営の安定してない中小企業の中で、いかに自分の特性を発揮できるかということがポイントとなります。もちろん、ポータブルスキル(どの会社でも求められる能力)があることも大事ですが、自分の特性に合ったベンチャー企業に入ることの方が重要だといえます。もし、ポータブルスキルを持っていて、適当...

ここまで、みなさんにベンチャー企業について説明してきましたが、まだまだベンチャー企業には、たくさんの魅力があります。革新性、成長力、冒険性……様々な魅力がありますが、ベンチャー企業の魅力は、やはりその「成長力」に尽きます。ベンチャー企業に在籍していない外部の者は、「どんな大企業に成長するか」を期待します。魅力ある事業計画がそこにあれば、「自分の生活を一変させてくれるかもしれない」という夢を抱けるの...