ベンチャー企業の主な仕事とは?
さて、それでは今回は「ベンチャー企業の主な仕事」についてをお話していきます。
ベンチャー企業は、前回お話した通り、その企業がベンチャー企業だと定めるための明確な定義がありません。
しかもそのジャンルはIT、バイオ、農業、医療と幅広く取り扱われています。
そのため、業務内容を捉えようとしても、漠然としていて捉えどころがありません。
ベンチャー企業をまったく知らない人からすると、前回の日記を読む限りでは「ベンチャー企業というのは、何か新しい事業展開をしている会社」ということ以外わからないのではないかと思われます。
ベンチャー企業の主な仕事は、「新しい事業に挑戦していく」ことにあります。
すでにどこかで開発されている事業ではいけませんし、もうすでにある技術を追い求めるのでは、新興企業としての意味がなくなってしまいます。
つまり、ベンチャー企業を興すためには、「事前調査」が必要なのです。
「事前調査をするなんて、当たり前のことじゃないの?」と思われるかもしれませんが、これをまずしっかり行わなければ、後々大変なことになります。
事前調査などをおこない、「市場にまだ自分のアイディアと重なるものがない」と判断できれば、ベンチャー企業を興す価値があります。
「まだ市場にないアイディアであり、新しい技術であり、小回りの利くもの」であると判断できたものであれば、冒険心を発揮する価値があるのです。
そして、その冒険心を発揮している企業こそが、「ベンチャー企業」だといえます。
つまり、「新しい技術」を開発している新しい企業であればベンチャー企業だといえますし、それがベンチャー企業の仕事の内容だといえるのです。
ベンチャービジネスの内容は、まだ市場にない、既存のものではない、革新的なものであるべきですし、また、既存のものでない画期的なビジネスであっても、大きな企業のものであれば、ベンチャービジネスとはいえません。