ベンチャー企業の命綱、ベンチャーキャピタルとは?
どんな会社でも、「資金」がなければうまく経営することはできません。
植物の種が水を必要とするように、資本金がなければ会社はいつまで経っても芽が出ないままですし、定期的に水をまくようにしていかなければ、その芽も枯れてしまいます。
そんな企業のために必要なのが「投資」です。
若い芽であるベンチャー企業にとって必要なものはもちろん投資家からの応援ですが、ベンチャー企業の場合は、ベンチャー企業のための投資というものが存在します。
それが今回の日記の題にもなっている、「ベンチャーキャピタル」なのです。
ベンチャーキャピタルとは、今後成長の見込めるベンチャー企業に投資する会社・投資集団のことです。
ベンチャーキャピタルは、未上場のベンチャー企業に投資し、それによって上場を図るといった形で、自分の見込んだ企業を育てていきます。
そのため、一般的な投資と比較しても「成長」させるために投資家が経営に介入する面が大きく、自分自身も内部で動きながら上場を狙うといった特徴があります。
ただし、もし上場してそのままトントン拍子で成長していけばハイリターンにつながりますが、なかなか上場せず、ディスクロージャー(情報開示)に到ってもすぐに経営が破綻するような塩梅なら、投資する価値もなくなります。
つまり、ベンチャー企業に手を出すならば、「この企業は、自分の手で成長させることができる」という自信と経験が必要だということです。
若き技術者の集うベンチャー企業では、自分達に加勢してくれるベンチャーキャピタルのような投資家が非常に重要となるのです。