ベンチャーブームとは?

ここまでの日記を読んだ方には、おおかたベンチャー企業がどのようなものか掴めたのではないかと思われます。
でも、実際にどんな流れの中でベンチャー企業が生まれるに到ったのか?気になりませんか?

 

今回は、ベンチャーブームの追跡を解説することで、ベンチャー企業がどういった必然性の中で生まれるのかということを説明していこうと思います。

 

まず、ベンチャーブームは現段階で第一次から第三次まであります。
第一次は、1970年以降。第二次は1983年以降。第三次は、1995年頃から現在にかけてまでとなっており、第三次ベンチャーブームは、一次二次のブームと比較して長く続いているという特徴があります。

 

第一次ベンチャーブームはわずか三年で幕を閉じますが、その頃社会では外食系、製造技術系ベンチャーが流行していました。1973年のオイルショック以降、数々のベンチャー企業が倒産を余儀なくされましたが、「すかいらーく」「ぴあ」などのベンチャー企業は第一次ブームの中で生まれ、時代の荒波に揉まれながら、現在のような大手に成長するに到りました。

 

その後、1983年に株式公開基準が低くなったことを受け、ベンチャー企業が続々と上場する時代が訪れます。

 

「よし、ここからまた大きく踏み出そう」と多くの企業がそう気合を入れた矢先に、襲来したのが「円高」という試練でした。このことでまた多くのベンチャー企業が痛手を負い、倒産していきました。また、この頃起業したグループで有名なものの一つに大手ゲーム会社としておなじみの「スクエア」があります。

 

そして、現在まで続く1995年以降のベンチャーブームが始まるのですが、近年では、ベンチャー企業の不祥事を受けて株式公開基準が厳しくなっている現状にあります。
この後の流れがどうなるかわかりませんが、ベンチャー企業はこのような時代の流れの中で、多様化してきたという経緯があるのです。
ベンチャーブームについて、おわかり頂けましたか?