ナスダックとベンチャー企業について
ナスダックは、1971年に全米証券業協会(NASD)によって開設された、株式市場です。
このナスダックがどういった株式市場かは、みなさんご存知でしょうか?
ナスダックは、ベンチャー企業向けの世界最大の株式市場です。
上場を果たした企業には「インテル」、「アップル」、「グーグル」などの世界的な大手が名を連ねており、日本の企業だと、「任天堂」や「ワコール」などもこのナスダックで上場を果たしてます。
ベンチャー企業向けのこのナスダックは、2000年にナスダックジャパンとして日本でも開設されていますが、2002年には業績不振などの問題で、日本から撤退しました。
このナスダックジャパンには、ソフトバンクの孫正義氏も開設に携わっていましたし、ベンチャー企業の新時代の幕が開けるのではないかともいわれていましたが、ベンチャー企業の期待も空しく、その後の運営は大阪証券取引所のヘラクレスに引き継がれました。
今ではヘラクレスがベンチャー企業向けの市場を展開していますが、グローバル化の一手といわれていただけに、非常に残念な出来事だといえます。
もし、経営者がもっとうまく資金繰りをしていたら、今の日本のベンチャー企業も大きく変わっていたかもしれません。
ナスダックの撤退の裏には日本の経営に対するアメリカの不信感があるのですが、では、その不信感を抱くまでに、日本の経営にどういったことがあったのでしょうか?
明日の日記でその理由についてを解説いたします。