ベンチャー企業にはブラックが多いのか?

最近何かと耳にする「ブラック企業」という言葉ですが、みなさんの周りにも、ブラック企業はありますか?
聞いてみると、意外にも身の周りにブラック企業に在籍してる人がいるもので、筆者の周りにも三人います。

 

彼らが口をそろえて言うのは「いつ辞めよう、いつ辞めようとは思っているが、この就職難の時代に退職しても、その後また就職できるかわからないから辞められない」ということです。

 

そして、ブラック企業に多いのはベンチャー企業であるともいわれています。

 

ベンチャー企業には比較的、若い人材が多く、また少人数であることから、早く業績を上げようとした結果、その努力が「残業」といった形になるケースが顕著になっているそうです。

 

ベンチャー企業というといかにも「やる気がある」イメージですが、そのやる気が歪んだ形となり、残業をするのが当たり前だということを社員に押し付ける会社も多く存在します。

 

それどころか、残業をしない社員がいると「やる気があるのか?」と詰め寄る上司がいるなど、労働基準法から外れることを「真面目」なことだとする人間が上に立っていることもあるようです。

 

ベンチャー企業の場合、最高責任者の企業を動かす経験が浅い場合もあり、社員が働きにくい環境を作っている場合が少なくないようです。それに加えて、家庭を顧みない働き方を求める上司がいるベンチャー企業などもあるため、離婚する家庭も少なくありません。
就職活動中の学生の場合は、そこがブラックかブラックでないかをしっかり見極める必要があります。

 

もちろん、ベンチャー企業には、正義感と情熱に満ちたすばらしい会社も存在します。しかし、若い企業であるが故に、方向性の定まらない、ブラック企業も多いということを心得ておきましょう。