ベンチャー企業の魅力とは?
ここまで、みなさんにベンチャー企業について説明してきましたが、まだまだベンチャー企業には、たくさんの魅力があります。
革新性、成長力、冒険性……様々な魅力がありますが、ベンチャー企業の魅力は、やはりその「成長力」に尽きます。
ベンチャー企業に在籍していない外部の者は、「どんな大企業に成長するか」を期待します。
魅力ある事業計画がそこにあれば、「自分の生活を一変させてくれるかもしれない」という夢を抱けるのです。
また、内部の者は「自分がどれだけ成長できるか」に期待し、自分が大企業を育てる一手になることを夢見ることができます。
後に大きな成功を修めそうなベンチャー企業であれば、事業開発の初期の段階から介入できるので、「あの大手は若い時の自分が……」と、数年後、数十年後に自慢話をすることもできるでしょう。
最初は、中小企業ならではのトラブルもあるかもしれません。
大手ではありえないようなミスをおこし、努力して努力して、そのミスを巻き返し、最大限の力をもって貢献しても、給料の少なさや、状況の変化のなさに戸惑うということもあるかもしれません。
「成長している企業だから」と憧れて、内部に入れば、ブラックな部分ばかりでがっかりすることもあるかもしれません。
しかし、ベンチャー企業というのは、これから「成長する」企業です。
その時はがっかりするような経営状態でも、自分の手で革新していけば、事業の功績もどんどん伸びますし、自分の肩書きも変わっていくかもしれません。
ベンチャー企業は、夢を与える企業です。
しかし、夢を与えるためには、その夢を、現実に引きずり降ろすだけの「意欲」と「根性」が必要です。
意欲によって生まれた新しい科学は、市場を圧倒するだけでなく、時に人の命をも救います。
命を救おうという意欲は、企業をさらに大きくし、その意欲を高めます。
今まで絶望していた人たちに、新しい科学で光を射すのがベンチャー企業の役目でもあるのです。
ベンチャー企業の魅力は実にさまざまですが、やはり、新しいものを作り出す意欲は、人や社会を革新します。
ベンチャー企業には、さまざまな魅力をもった、さまざまな企業があるので、ぜひ、自分に夢を与えてくれるような、応援したいベンチャー企業を一つ探してみてください。ニュースを見るのが、今よりもっと楽しくなるかもしれませんよ。